2024/01/29

去年のクリスマス前にできた彼女から、別れを告げられた元旦。何が起きたのか理解できないまま、惰眠を貪っていた最中鳴り響く津波注意報、燃え盛る飛行機。二十数年の人生史上もっとも最悪な年末年始である。

あまりにもあっけない失恋の傷はそう簡単に癒えるはずもなく、ただひたすら忘れたくて色々な人に連絡を取ったと思う(その節は大変失礼しました)。数カ月後まで控えていた約束が全部なくなって、途端にからっぽな日々になった。まだ浮ついていた気持ちだけ、一人で弄んでいた。

お酒の勢いに身を任せてマッチングアプリなるものを始めてみたけど、それもうまくいく気配がない。約束の先延ばし。やり取りののスルー、人間不信が加速していく。いくら市場が相手に有利でも。

男性として生まれてきたことを憎たらしく思う。なんでだろうと思う。

ただただ誠実でありたい。約束はまもって、終わらせるべきことをきちんと終わらせる。もらった恩は忘れず、返せるものの精一杯を返す。そうして自分の大事なものをしっかり守って、生きていきたい。